妊娠後期

妊娠後期とは

妊娠後期は、28週目から出産までのことを言います。
月で表すとだいたい妊娠8ヶ月からのことです。

妊娠7ヶ月目くらいになれば赤ちゃんにも生存できる機能が全て出来ているので、たとえ早産になっても生存率は高くなります。

◆妊娠 7ヶ月(妊娠週数:満24~27週間)
母体の変化
・子宮底(子宮の上の部分)の高さは、おへその上2~4センチメートル程度に達します。
・下腹部だけでなく、おなかの上のほうまでふくらみが目立つようになり、おなか、背中共に痛みが出ることがあります。
・おなかに手を当てると、胎児の頭の位置がわかります。

胎児の成長
・身長は約35センチメートル、体重は約1000~1200グラムになります。
・全身は、柔らかな産毛でおおわれます。
・皮膚は、暗い赤色をしています。
・皮下脂肪がないので顔はまだしわだらけですが、動きは活発で羊水のなかで盛んに動きます。

◆妊娠 8ヶ月(妊娠週数:満28~31週間)
母体の変化
・子宮底(子宮の上の部分)の高さは、おへそとみぞおちの中間にまでなります。そのため、大きく成長した子宮が胃や肺を圧迫し、食べ物を一度に大量に食べられなくなります。
・常に何か、食べ物が胸につかえる感じに悩まされます。
・おなかの妊娠線が目立ちます。
・乳首のまわりが黒ずみます。

胎児の成長
・身長は約40センチメートル、体重は約1500~1800グラムになります。
・全身をおおっていた柔らかな毛(産毛)が少しずつ減り始めます。
・肺、胃腸、腎臓などの働きはまだ未熟ですが、筋肉や神経の発達が著しく、動きがいっそう力強くなります。

後期に入ると、急に甘い物が食べたくなったりします。
体重の増加も気になってきます。
出産前だからといって油断してはいけません。
後期に入ると、体重が急激に増加しますので、1ヶ月に2キロ以内に収めましょう。
あまり増えすぎてしまうと、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病を起こすもととなりますのでくれぐれもご注意を!

妊娠線も最も出やすい時期なのでこちらも気をつけておきましょう。

妊娠8ヶ月ごろになるとよく耳にするのが、尿蛋白や浮腫・高血圧です。
後期から、糖尿病の検査や浮腫などの検査もしますので食事に気をつけて塩分も控えましょう。

妊娠9ヶ月目に入ると、出産も間近になります。
9ヶ月に入る頃なら、もういつ産まれても問題ありません。
この時期は睡眠不足にならにように。

◆妊娠 9ヶ月(妊娠週数:満32~35週間)
母体の変化
・子宮底(子宮の上の部分)の高さは、妊娠中で最も高くなります。
みぞおちのあたりまで達します。そのため胃の圧迫感が強まり、胃のなかに食べ物が詰まった感じがします。
食事をするのがつらく感じることもあり、食べる量が減ります。

・肺や心臓も圧迫されるため、動悸や息切れがします。肩で息をするようになります。

胎児の成長
・身長は約45センチメートル、体重は約2000~2700グラムになります
・身体の機能が成熟し、完成します。その分栄養は、皮下脂肪としてついてくるため、全体的に丸みを帯びてきます。

◆妊娠 10ヶ月(妊娠週数:満36~39週間)< 母体の変化 ・子宮底(子宮の上の部分)の高さは、少し下がります。やや前方の傾くように下がるので、下腹部が前に突き出た形になります。 下がったことで胃、肺、心臓など、内臓への圧迫感が減り、息苦しさや動悸がかなり解消されます。また、胃がすっきりして食べ物が気持ちよく収まるようになります。

・ただし、膀胱への圧迫は強まることから尿が近くなります。

胎児の成長
・身長は約50センチメートル、体重は約3000グラムになります。
・皮下脂肪が充分につき、丸々とした赤ちゃんらしい身体つきになります。筋肉も発達します。
・爪は指先まで伸びます。
・髪の毛は1~2センチメートルになります。

後期に入ると、どうしても頻尿になるものなのです。
頻尿の回数がひどいときは、5分置きにもなります。
また、痔になってしまう方もいますので、十分な睡眠を心がけてください。

妊娠10ヶ月になることを臨月と言います。
10ヶ月にもなればお腹がだいぶ下にさがり、とても体に負担がかかります。
後期は、重い荷物を持ったり無理をすることはよくありません。

元気に赤ちゃんを産むためにも、よく歩いて赤ちゃんを下にさげてあげてください。
きっと安産で産まれてきますよ。



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